広告・マーケティング

【個人的】好きな広告コピー厳選

広告・マーケティング

今回は超個人的な感覚で好きな広告コピーを並べてみようと思います。
コピーライターに憧れて広告の仕事に進んだ私にとって、たまにながめるコピー集は“芸術のカタログ”のようなものです。ただ、広告コピーを全然書くことなく今日まで至っていますが、、、。
では記憶と感情を蘇らせながら思い入れのあるコピーに絞って並べていきます。

お金で買えない価値がある、買えるものはマスターカードで

Mastercard

まずは、有名なマスターカードのこのコピー。なぜかこのコピーが忘れられず、コピーライターになりたいと決心した記憶があります。あと、無駄使いの言い訳としてこのコピーを自分に言い聞かせていましたね。

サラリーマン という仕事は ありません

西武セゾングループ

一人ひとり、ただ雇われているだけんじゃなくて大切な役割を持って仕事しているんだよという優しさを感じる言葉。思うような仕事ができていなかったり、漠然とこのままでいいのか?と感じていた時によく思い出したコピーです。

世の中バカが多くて疲れません?

エーザイ

よくここまで言い切った!と感動したコピー。しかも、割と多くの世の中の人が、他人をバカだと思っている(実際は自分の方がバカかもしれないのに)のではないでしょうか??だから、広く共感を得られたのではないかと感じました。

知性の差が顔に出るらしいよ…困ったね。

新潮文庫

これが事実かどうかは怪しいけれど、すごく共感したコピー。嘘ついてるとか下心のある時ってなんとなく顔から読み取れたりしませんか?人間の第六感なのかも。

モノより思い出

日産

ものすごくシンプルで当たり前に思えますが、そうだよなぁとしみじみ。この言葉を車に置いたからさらにインパクトがあったのだと思います。何か買い物で無駄遣いしそうになった時、この言葉を思い出して我慢するようにしています。(マスターカードのコピーとは反対の使い方ですね。つまり自分にとって都合のいい言葉を選んでいるってことですが)

死ぬのが恐いから 飼わないなんて、言わないで欲しい。

日本ペットフード

ペットを飼い、亡くした経験がある人ほど共感するのではないでしょうか。二度と味わいたくないと思うあの悲しい感情。それでも、ふと自分が飼っていたペットのことを思い出したり、街でかわいらしい犬を見るとまた一緒に生きたいなと思ってしまう。そんな気持ちを言い当てた言葉だと思いました。

改めて眺めてみると、人の心の普遍的な部分を刺激するコピーが好きなんだなぁと。さらに、それをちゃんと商品のベネフィットに落としていることで、“詩”になっていない。ほんと、書かれた方たちには尊敬しかありません。
最近の節操がないような広告コピーよりこういった感情を揺さぶってくる言葉の方が、個人的にはよっぽど物を買ったり体験したくなったりします。
広告を通じて“物を売る”のではなく“人の心を動かす”。そんな仕事を今でも実現してみたいなと思います。

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