突然ですが、最近ストレスが原因と思われる体調不良が何回か続き、
これはちゃんと向き合わないと健康が損なわれるぞ、と感じ始めてます。
そこで、まず「ストレス」ってこの得体の知れない、名前だけは知っているけど実際よくわからないものは何なのか、これを知ることが大事だなと思い、少し調べてみました。
すると、
「ストレス」という用語が最初に使われたのは1936年のこと。考え出したのはハンガリー系カナダ人の生物学者ハンス・セリエという人物で、「変化を求める外部からの刺激に対する不特定の体内反応」を指すものと定義された。
HELP!「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案 オリバー・バークマン著
とのこと。
なるほど、ストレスは歴史的には割と最近使われ始めた言葉なんですね。ただ、この定義だけじゃ全然わからない。
なので、人類の集合知であるwikipediaでも調べてみました。
ストレスとは、生活上のプレッシャーや悪感および、それを感じたときの感覚である
Wikipedia
んー。つまり、なんか嫌な感じがするなぁ、と思ったらそれがストレスってことになるのだろうか。
ただ、wikipediaには気になる記述もあって、
近年の2021年の研究では、ストレスが健康に与えると認識している群の死亡率が43%高まることが見出されている。逆に認識していない群はそうではない。
アメリカ合衆国での、成人約30000人を対象とした8年間の追跡調査では、ストレスが健康に良くないと認識していない人の死亡率は低下していなかった。健康心理学者のケリー・マクゴニガルはこうした研究を紹介し、ストレスが多いと死亡するリスクが43%増加するが、それはストレスが健康に害があると認識している場合であると説明した。
Wikipedia
あれ?つまり、ストレスをストレスと思っていない場合、ストレスは健康に害を与えない可能性があるってこと?
けれど、「ストレスは放置すると危険」「気づかないうちにストレスが溜まっていて、ある日突然病気が発症した」とかよく聞く気がします。
ますますわからない。
でも、ここまで定義も曖昧で、これといった実体が掴めていないのが「ストレス」であるならば、
色んなことをストレスのせいにして片付けようとする考え方も改めた方が良い気もしてきました。
冒頭で自分が書いた「ストレスが原因と思われる体調不良」も、もしかしたら見当違いな考え方である可能性もあります。そもそも、「溜まる」性質のものでもないのかも知れません。
そして、ストレスを健康に害を与えるものと認識していない、つまり「ストレス自体」を知らなかったり、「ストレスって体にいいものなんだ」と本心から認識していれば、ストレス由来の病気にはかからないという主張。
でもそんな無敵な人っているのだろうか。。。
これだけ色んなメディアが「ストレスとの向き合い方」とか発信している中で、何も知らないこどもじゃない限り、そんな状態ではいられない気がします。
あと、こどもでもたまにストレスが原因っぽい体調不良になっている人も見かけますよね。
と、ぐるぐるエンドレスに同じ思考を辿りそうですが、
でも一つわかったことは「ストレス」って思った以上に理解が進んでいない存在だということ。
調べてみて、前向きになったわけでも、「ストレスと上手くつきあっていこう」みたいな気持ちにもなってはいませんが、
「なんだかよくわからない避けるべき怖いもの」から「誰もよくわかっていないどちらとも言えないもの」
に認識は少しだけ変化しました。
何かが変わった気はしませんが、なんとなく一歩だけ前進した?気分です。